お掃除ロボットお父さんを開発してみた
仕事や単身赴任・別居などで、家庭に居場所がないお父さんでも存在感をアピールできる、お掃除ロボットお父さんを試作してみた。まずはルンバなどお掃除ロボットの上にお父さんを乗せて動かすと、どんな印象になるのか実験してみる。

ロボットの顔モデルになってくれたのは、今回の企画「エンジニアの自由研究2」に協力してくれた、エンジニア専門の転職支援会社「メイテックネクスト」のお二人。今回せっかくなので、お母さんと娘のロボットも制作する。

早速、顔の造形に入る。3Dプリンターを使いたい所だが、今回はプロトタイプという事で、手早く粘土で作ってみた。

まずはお母さんの塗装。


続けてお父さん。さらにやたら可愛い娘を足してみた。


まずは顔が完成。早くも家族の一体感が出てきた。


一旦この状態で動かしてみて、お父さんの存在感をテストする。



確かに存在感はあるのだが、別の生物のように見える。
父親の尊厳もあまり感じられない。これではダメだ。

モデルとなったメイテックネクストの梅津さんも複雑な表情だ。

「………」

やはりカラダが必要なのだ。

さっそくボディをつけて服を着せてみる。
こういうアートをどこかで見た気がする。


続けてお父さん。
存在感がでてきたが、動かないと単なるカカシに見える。

さらに娘。





なんだか怖いが気にせず進む。


そしてついに家族が完成した。
未来の家族は、このようにロボットで増量されるのかもしれない。


さっそくお父さんのスイッチを入れる。


思ったよりスムーズに動く。
なんだか物悲しい気もするが、存在感があり、和服も粋だ。
自分が働く姿を満足そうに見るメイテックネクストの梅津さん。

次に娘も動かしてみる。

不気味だが、もし娘が成長して巣立っても、このロボットがあれば寂しくない。

さらにお母さんも動かしてみる。